狭い家に住んでいるので、物はなるべく増やしたくない。
特に、捨てるのにためらってしまう物は。
私にとって、そんな捨てにくい物とは、CDと本!
いくら外側がボロボロになったとしても、コンテンツ自体は古くならないじゃないですか。
なので、古くなっていない=捨てられない、ってなってしまうのです。
だからなるべく形のある物で買わないようになっていて、音楽はすっかりSpotifyで満足です。
で、本も電子書籍を買ったりしていますが、
幸い近所に図書館があるので、図書館で借りられるものは借りています。
図書館で片っ端から借りていると、思ったほど面白くなくて、ほとんど読まずに返却することも多いのですが、最近は(私的に)ヒットが続いたので、ちょっとご紹介。
聖地巡礼したくなる『阪急電車』有川 浩
最初がこちら、有川浩さんの『阪急電車』。
2011年に映画になっているので、ご存じの方も多いかも?私は映画公開時にこの本のことを知りました。
関東育ち関東在住なもので、阪急電鉄もよく知らず、当時は映画も本も全く興味を持っていませんでした。
ですが、最近旅行に行っていないこともあり、旅行気分になりたくて、知らない街の知らない電車の話を読んでみたくなったのです。
お話は、電車に乗り合わせた様々な人の群像劇。
登場人物たちが電車を通じて微妙に関わりあっているけど、お互いのことは知らず、単なる通りすがりの他人どうし。
自分が電車で乗り合わせる人にも、いろいろあるのかもしれないなぁって想像してしまいます。
阪急今津線の駅を一つ一つ進みながら語られるので、まるで電車に乗っている気分です。
グーグルマップで路線図や周辺の地図を確認しながら読みましたよ!
この路線だけ妙に詳しくなってしまった。
Age is just a number!『50歳になりまして』 光浦靖子
もう一つがこちら。
お笑いタレント光浦靖子さんのエッセイ『50歳になりまして』です。
このコロナ禍で、予定していた留学が中止になって、妹さんの家に居候している、と話題になりましたよね。
そのあたりのことを綴ったエッセイです。
留学を決めた経緯とか、妹さん宅での生活とか、自分のキャリアのこととか。
留学って学生や社会人なりたての人が行くイメージでしたけど、そうか、別に何歳で行ってもかまわないよね、と気づかせてくれました。
本の中で、
「逃げ」と「新しい挑戦」って紙一重。現状からの逃げていると思わないこと。やりたいことは全部、広くやろう。
と語っていました。(言い回しはちょっと違うかも)
若者の言葉だと薄っぺらいけど、キャリアを重ねた彼女が、その年齢で言うと、すごく素敵!
TVで姿や話し方を知っているだけに、本を読んでいても声が聞こえてくる感じがするんですよね。
トーク番組を観ているようなエッセイでした。
タブレットやスマホで読む電子書籍と違って、紙の本は集中できるので好きです。
図書館の近くに住んでいるうちは、これからもお世話になります。
『阪急電車』に出てきた宝塚中央図書館にも行ってみたいな。
新しいことに挑戦しよう
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