予想外に早い梅雨明けで、真夏の暑さのこの日。
上野公園の東京都美術館で開催されている「スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち」を観てきました。
前回の続きです。
東京都美術館 スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち
灼熱の中、上野公園を歩いてきたので汗だく。
入館時に体温を測られたらやばかったかもしれない。
館内の暗さと涼しさで生き返りました。
というわけで、鑑賞してきました!
ルネサンス期から19世紀まで、スコットランド国立美術館の所蔵絵画が年代順に鑑賞できます。
「美の巨匠たち」とタイトルにあるくらい、私でも知っている有名人がたくさんいました。
絵につけられた解説が面白くて(分かりやすくて?)、記憶に残った絵が多かった印象です。
アメリカ側から見たナイアガラの滝
鑑賞ルートの最後に、撮影スポットとして、フレデリック・エドウィン・チャーチ『アメリカ側から見たナイアガラの滝』の立て看板がありました。
この看板も巨大ですが、実物はこれ以上に巨大。
アメリカに渡って成功したスコットランド出身の実業家が、母国に寄贈した絵とのことです。
右下にかかっている虹が、透明フィルターを重ねたように見えて不思議です。
もちろん油彩です。
画家のテクニックってすごい。
東京都美術館を出た後は、また灼熱の中、上野公園を歩いて上野駅に向かいました。
どこかで休憩したいけど店に入る気力がなく、ちょっとでも涼を求めて、地下鉄で帰りました。
お土産の絵ハガキで振り返り
美術展でスコットランドの空気を十分感じてきました。
エディンバラ旅行の時に、スコットランド国立美術館に行かなかったことを後悔。
こちらが美術展のパンフと、入館したときにいただいたカードです。
ミュージアムショップで、印象に残った絵画の絵ハガキを買ってきました。
上はディエゴ・ベラスケス『卵を料理する老婆』。
強いライトで照らされたようなコントラストですが、17世紀の絵なのでランプの明かりのはず。
実際にこのくらい明るかったのか、印象を絵にしたのか?
この絵の卵にちなんで、ぐでたまコラボのグッズが売られていましたよ。
下はジョン・マーティン『マクベス』。
シェイクスピアの『マクベス』の一場面。といっても、全くストーリーを知らないのですが……
中央にいる2人のどちらかがスコットランド王マクベス。
左端で変なポーズをしているのが、マクベスに予言をする3人の魔女。
良く見ると、マクベスの後ろに兵士の列が延々と続いているのが圧巻でした。
続いてこちら。
左側がジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー『トンブリッジ、ソマー・ヒル』。
「光の画家」と言われているターナー。
ぼんやりとした絵のイメージがありますが、空気感を表現しているんですね。
広い芝生のなだらかな丘に、エディンバラのホリールード宮殿を思い出しました。
ちなみにトンブリッジはロンドンの右下で、スコットランドではなくイングランド地方でした!
右側はフランシス・グラント『アン・エミリー・ソフィア・グラント(“デイジー”・グラント)、ウィリアム・マーカム夫人』。
グランドが自身の愛娘を描いた絵です。
(おそらく)スコットランドの雪景色に、黒い帽子に黒いコート。真っ赤なスカートに編み上げのブーツ。
ファッションが素敵すぎるし、立ち姿も素敵で、この展覧会で一番好きな絵です。
こちらの美術展の開催は7月3日までです。
最近この美術展のことを知ったので、あやうく逃してしまうところでした。
たまには各地の美術展チェックをしないとですね。
この後は神戸市立博物館で7月16日から開催されるそうです。
関西の皆さん、チェックです!
冬のファッションがしたい
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