地下1階の近代作品のエリアにやってきました。
このフロアの目玉はこれ、ゴッホのひまわりを集めた部屋!
あの有名なゴッホのひまわりは、実は7種類(7枚)あります。
全て1888年から1889年にかけて、南フランスのアルルで描かれました。
現在は地球上に6枚にしかありません。
でもここには7枚全部あります。
陶板ですしね!
ひまわり大集合 7つのヒマワリ
1番目はこちらの『ヒマワリ』。
なんか記憶に残っている、いわゆる “ゴッホのひまわり” とは違う感じ。
これはアメリカの個人が所有しているものらしいので、あまり表には出てこないのかもしれません。
最初に描かれたひまわりと言われているそうです。
2番目はこちらの『ヒマワリ』。
なんと日本人の実業家、山本顧彌太さんが所有していたものです。
芦屋の山本邸に飾られていたそうですが、残念ながら1945年の阪神大空襲で焼失……
油絵ではないですが、まるで本物が蘇ったよう。山本家の皆さんも懐かしく思うんじゃないかしら?
大塚国際美術館で かつて日本にあった「ヒマワリ」が今よみがえる
https://o-museum.or.jp/files/libs/210/201503031310187528.pdf
ゴッホの幻の「ヒマワリ」再現へ
3番目はこちらの『ヒマワリ』 ノイエ・ピナコテーク美術館(ドイツ,ミュンヘン)
記憶に残っている “ゴッホのひまわり” に近づいてきました。
花の数が多くて、萎れているものもあって。
背景が薄い水色なところが、ちょっとイメージと違うかな。でもこれも爽やかで良い感じ。
4番目はこちらの『ヒマワリ』 ナショナル・ギャラリー(イギリス,ロンドン)
これこれ!記憶にある “ゴッホのひまわり”。
花の数が多くて、萎れているものもあって、背景も黄色。
花瓶に Vincent(ゴッホの名前) って書いてあるところがカワイイw
ロンドンのナショナル・ギャラリーにあるヒマワリなので、実物も観たことがあるヒマワリでした。
5番目はこちらの『ヒマワリ』 SOMPO美術館(東京,新宿)
新宿にあるのに、まだ実物を観たことがなかった。一度は行ってみないとな……
これも記憶に残っている “ゴッホのひまわり”の感じ。
6番目はこちらの『ヒマワリ』 フィラデルフィア美術館(アメリカ,フィラデルフィア)
これも背景が水色。
黄色のひまわりを目立たせるためには、普通は補色となる青を背景にもってくるもの、ってどこかで聞いた気がする。
最後の7番目はこちらの『ヒマワリ』 ゴッホ美術館(オランダ,アムステルダム)
これも記憶にある “ゴッホのひまわり”。
花の数が多くて、萎れているものもあって、背景も黄色。
ひまわりの背景に同色の黄色をもってくるのがゴッホの凄いところ、ってどこかで聞いた気がする。
ゴッホはなぜ、ひまわりの絵をこんなにたくさん描いたんでしょうね?
アルルでのゴッホとゴーギャンを心配する
大人気のゴッホですから『ヒマワリ』以外にもたくさんありました。
例えば『夜のカフェテラス』 クレラー=ミュラー美術館(オランダ,ロッテルロー)
絵のモデルとなったカフェは見事に観光地になっているようですw
『アルルのゴッホの部屋』 オルセー美術館(フランス,パリ)
オルセー美術館で実物を観ました。
こんな有名な絵画が、手の届く距離に、普通の絵画のふりして飾られているところが、オルセーの凄い所です。
さらにこちら、
貧しい農民の生活を描いた『ジャガイモを食べる人々』 ゴッホ美術館(オランダ,アムステルダム)
ゴッホが芸術の聖地パリに出る前に描かれた絵画です。
アルルで描いたキラキラした絵とはぜんぜん違いますよね。
ちなみに、このページの一番最初に載せているこの絵はゴッホの作品ではなく、
ゴーギャンの『ヒマワリを描くゴッホ』 ゴッホ美術館(オランダ,アムステルダム)
ゴッホに誘われてアルルにやってきたゴーギャンですが、最後は喧嘩別れしてしまったようです。
この絵のひまわりは青地に赤い模様が入った花瓶に生けられていますね。
今回見た7枚には無い花瓶。
ゴッホは他にも、もっともっとたくさん、ひまわりの絵を描いていたのかもしれませんね!
ゴッホのエピソードって結構好き
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