モーツァルトの魔笛でアマデウスを思い出した休日

お出かけ

高校生の頃、音楽の授業で観させられた映画『アマデウス』。

私の中でのモーツァルトはその『アマデウス』のイメージです。
フワフワのかつらをかぶって、高い声で笑って、自由奔放で、キラキラした天才。
それに比べて同じ作曲家のサリエリは、堅物で、面白みがなく、つまらない大人の象徴のように見えていました。

大人になった今だったら、モーツァルトの天才的な才能を目の前にしたサリエリの、戸惑いや羨望、葛藤に共感して胸が痛くなりそうです……

先日、ミューザ川崎シンフォニーホールに初めて行ってきました!
去年の夏に隣のホテルメトロポリタン川崎で休日を過ごしたときから、一度コンサートを聴きに行きたいと思っていたホールです。

旅行気分で川崎へ 泊りがけでのんびりするだけ
そろそろ旅行に行きたいと思いつつも「ここに行こう!」というアイディアがまとまらず、さらに全国旅行支援(旧GoToトラベル)もなかなか始まらなくて、うだうだしている日々。ある週末に川崎に行く用事あったので、ついでに宿泊しようとホテル...

公演は、東京交響楽団「モーツァルト・マチネ」シリーズのモーツァルト:歌劇『魔笛』ハイライト

有名な『魔笛』。。。
タイトルは知っているし馴染みのある曲もあるはずだけど、ストーリーとか全然分からない。
まあ、生のオーケストラの音を聴くだけで楽しめるでしょう。

11時から始まるコンサートなので、ちょっとだけ早起きしました。

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モーツァルト・マチネ 歌劇『魔笛』ハイライト

「モーツァルト・マチネ」とは、馴染みのあるメロディのモーツァルトを、お昼に気軽に楽しみましょう、というコンセプトのコンサートです。
様々な形態のコンサートが行われているようですが、今回は歌劇の『魔笛』。
オーケストラの演奏に歌もついて、しかも“ハイライト”なので美味しいところのつまみ食い。

川崎シンフォニーホールは、木が多く使われていてとても素敵なホールでした。
ステージを囲むように座席があり、パイプオルガンもあって、コロシアムのような形状。

ステージがとても近くに感じる。
この閉じた感じが良いですね。

そしてコンサートはとても楽しかった!

ストーリーを全く知らないことを心配していたのですが、
ちゃんとナレーターの方があらすじを伝えてくれて、
それをうけてオーケストラが有名曲を奏で、歌手が歌い、ちょっとした寸劇もあり。
休日のお昼に気楽に楽しめるコンサートでした。

そして、音楽の授業で観た『アマデウス』を思い出したのです。

授業なので、途中映画を止めてまでも解説や説明を挟みながらの鑑賞でしたが、だからこそ記憶によく残っていたんです。
先生は時間つぶしで見せてたのではなく、本当に観てもらいたかったんですね。

その中でも印象に残っていた2曲が今回のコンサートでも演奏されました。

一つは、夜の女王のアリア『復讐の炎は地獄のように我が心に燃え』。
すごく高い音を出すことが必要で、ソプラノの人でも歌うのがとても難しいんだよ、と教えてもらった曲。
今回歌ってくださったのは針生美智子さん。

もう一つは、鳥刺しのパパゲーノとパパゲーナが歌う『パパパのアリア』。
お互いに『パパゲーノ❤』『パパゲーナ❤』と言い合ううちに『パパパパパ…』になっちゃった、と言っていた曲。
パパゲーノは近藤圭さん、パパゲーナは鵜木絵里さん。2人ともコミカルで面白かった。

ところで“鳥刺し”って何だろうと思っていましたが(鶏肉のお刺身ではないことは分かるけど)鳥を捕まえる職業、雛鳥を盗み育てて、その鳥を売る人、のようでした。
あ、人間でしたか。
鳥の衣装だったので鳥人間のような、エルフ的なものかと思っていました……

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チーズケーキで余韻にひたりつつ公演情報を探す

『魔笛』、面白かったな。一度聴きに行きたいな。
映画の『アマデウス』もまた観たいな。

もらったパンフレットを眺めつつ、余韻に浸りながら大きいチーズケーキにかぶりつき。

さっそく『魔笛』の公演情報を調べてみたら、
なんと昨年、初台の新国立劇場で4月に、上野の東京文化会館で11月にやっていた!
そして今年は2月に兵庫県でやるみたい!(チケットは売り切れ)

これだけ公演があるということは、やっぱり人気の演目なんですね。
しばらく行くことはできなそうですが、公演情報はチェックし続けよう。
映画『アマデウス』を観る方法はあるかな~

ちょっとだけ早起きした休日でした。

モーツァルトやるじゃん!

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