今回の大阪旅行の目的の1つ。
大阪中之島美術館にやってきました。
2022年の2月にオープンした新しい美術館です。
何かのTVでちらっと紹介されていたのを見て以来、一度来てみたかった美術館なのですが、何せ大阪なので週末にふらっと行くことはできないな~
と思っていたのですが、週末に新幹線でバビュンと来てしまったのでした。
気合を入れてすぐ近くにホテルをとって、雨の中、歩いてきています。
ちょっとした高台に真っ黒な四角い建物。
そこまでは草木に囲まれたスロープがくねくねして続いているのですが、そのスロープの向こうに何か見覚えのあるものが……
ヤノベケンジさんの『SHIP’S CAT』!!
つい先日、福岡で会ったばかりの白猫さん。
君はここにも居たのね。
オレンジ色の宇宙服を着たバージョンでした。
ロートレックとミュシャ パリ時代の10年
さっそく中に入ってみて、開催中の「ロートレックとミュシャ パリ時代の10年」を観ることに。
ロートレックもミュシャも大人気のイラストレーター。
2人が同時にパリで活躍していた、1891年から1900年の10年間の作品を中心に展示されています。
なんとオーディオガイドを無料でお借りできました!
ステキ!
エリック・サティのジムノペディやジュ・トゥ・ヴといった音楽にのせて、作品の解説も楽しみました。
この時代のパリの大衆文化を紹介するときに、サティの曲って使われがちですねw
アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックのポスターたち
この展覧会は写真を撮れる作品が多かったので、いろいろと撮影してしまいました!
まずはロートレックが大人気になるきっかけとなった、ムーラン・ルージュのポスター。
“MOULIN ROUGE”の右側に書いてあるのは「ダンスショーを毎晩やってるよ」ということですかね。
“LA GOULE”は当時人気のあったダンサーのようです。
下の方には「水曜日と土曜日は仮面舞踏会」と書いてあります。
ポスターって面白い!
黒い帽子とドレスの女性が印象的なこちらは、音楽演奏があるカフェ「ディヴァン・ジャポネ」のポスター。“Divan Japonais”とは「日本の長椅子」という意味ですが、和風の長椅子って何ですかね?
次に自転車のチェーンのメーカー、シンプソン社のポスター。
ツール・ド・フランスのような白熱レースのふりして、選手たちの表情がのほほんとしているのが好きです。色合いがカジュアルで素敵なので、お部屋に飾りたくなった一品。
最後は有名ダンサーのジャヌ・アヴリルのポスター。
2つ前の「ディヴァン・ジャポネ」の黒ドレスの女性がジャヌ・アヴリルです。
ロートレックは1901年に36歳の若さで亡くなっているのですが、その2年前の作品です。
広告ポスターだと文字が多くなりがちですが、このポスターは余白が多くてシンプルなところがおしゃれでした。
ところでエリック・サティがパリのモンマルトルに住んでいたのは1890年から1898年なので、ちょうどこの時期。キャバレーの常連で伴奏とかをしていたらしいので、ロートレックにも出会っているんでしょうか?
少なくともこれらのポスターは見ていたでしょうね!
そう考えるとオーディオガイドがさらに面白くなりました。
アルフォンス・ミュシャのポスターたち
と、続けようと思ったのですが、長くなってしまったので次に続きます~
ミュシャ派の皆さん、お待ちください。
雨の中之島美術館にて
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