カトリックの教会を見学するのが好きなのですが、そのきっかけになったのが世界遺産にもなっている、フランスのシャルトルにあるシャルトル大聖堂。
現地在住の日本人ガイドさんが聖堂について詳しく説明してくれたことで、キリスト教や歴史に疎い私でも楽しむことができました。
そのおかげで、その後の教会見学も楽しめていると思います。
やっぱり知識があるとぜんぜん違いますよね。
どこに観光に行くにしても、事前情報を入れておくことが大切かもしれません。
デザインが違う尖塔
どーんと空に突き刺さる尖塔。
よく見ると左右のデザインが違います。
左側がトゲトゲと凝った装飾のゴシック様式、右側がつるんとしたシンプルなロマネスク様式。
12世紀の大火で一部を残して焼け落ちてしまい、その時にゴシック様式で再建したのでデザインが異なってしまったようです。
そのときになぜゴシック様式で建て直さなかったんでしょうね?
一部だけでも(たぶん)流行だったゴシック様式を取り入れたかったのか、それともゴシック様式は古すぎて建てられる人がいなかったとか?
教会の外壁を外から支えているアーチ状(L字型?)の柱が「フライング・バットレス」。
ロマネスク様式では壁で建物の構造を支えていたのですが、
このフライング・バットレスを用いて構造を支えられるようになってから、
壁で支える必要が無くなり、
それで窓を大きくとれるようになって、華麗なステンドグラスの発展につながったとのことでした。
大聖堂の中は荘厳
フライング・バットレス のおかげて天井も高くとれるようになりました。
天井の高さが、荘厳さや威厳を増している感じがします。
バルコニーの手すりまで彫刻で彩られています。
そしてすべての窓にはステンドグラスが。
ステンドグラスコレクション
ステンドグラスの一つ一つが聖書の物語を表現しています。
文字を読める人が少なかった昔、こうして伝えていたそうです。
それにしてもブルーが印象的で素敵ですね。
シャルトルの街でランチ
大聖堂の裏庭からシャルトルの街並みを見下ろします。
まるで安野光雅さんの水彩画にあるような風景。
シャルトルは昔ながらの建物そのままの街並みで、まるで中世のようなかわいい街でした。
そんな街中にあるレストランでランチ。
前菜は卵のキッシュ、メインは確かグリルチキン(写真は撮ってなかったです)、デザートはガトーショコラにカスタードソース。
ツアーで連れて行っていただいたレストランなので、何と言う名前のレストランか分からず。
こじんまりとしたカフェでしたが内装が素敵で、食事もとても美味しくて、フランスの実力を感じました!
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