富山県2日目の今日は富山市から出てみることにしました。
夕方の新幹線までに富山駅に戻って来れるところという条件で、Googleマップをぐるぐる徘徊。
氷見漁港に海鮮丼を食べに行こうかな、とか、
滑川のほたるいかミュージアムって面白いかな、とか、
魚津市の蜃気楼も有名だよな、とかいろいろ考えたのですが、
街歩きが楽しそうな高岡市にいくことにしました!
ではさっそく、富山駅からあいの風とやま鉄道に乗ります。

この前の夏に福井に行った時も、福井駅にハピラインふくいという鉄道の路線があって、
北陸には変わった名前の鉄道会社が多いのね。
あいの風とやま鉄道もハピラインふくいも第三セクターの鉄道会社で、
北陸新幹線の開通によって、もともとはJR西日本だった路線を運営することになった、新しい鉄道会社のようです。

あれ?ということは、
12年前に越後湯沢から富山に来た時に乗った特急はくたかの路線が、あいの風とやま鉄道になっているということか。
ちょっと寂しい。。。

そんなあいの風とやま鉄道に乗って、富山駅から20分くらいで高岡駅に到着しました。

高岡の街歩きスタート
富山駅近くのお土産物屋さんでゲットしてきた、高岡市の観光パンフレットを見てみると、
高岡市は歴史のある街で見どころはたくさんありそうです。
特に国宝の瑞龍寺と勝興寺が有名そうなのですが、、、まあ、お寺はまた今度でw
高岡駅から歩いて20分くらいで行ける、古い町並みが残る金屋町を目指すことにしました。
高岡駅を出ると、青くて丸くてカワイイ ドラえもんの路面電車が走ってる!

高岡市も路面電車が走る街!
そして、ドラえもんの生みの親、藤子・F・不二雄先生の出身地でした。
路面電車にも乗りたかったけど、残念ながら金屋町方面ではないのよね。
相変わらず、晴れたり、曇ったり、雨が降ったりとコロコロ天候が変わる中、高岡駅からまっすぐ続く道を歩きます。



そして、立派な鳳凰像がある鳳鳴橋を渡ると

金屋町に到着しました。

千本格子の家並み 金屋町
高岡は昔から鋳物産業で栄えており、その鋳物の発祥がこの金屋町。
今も千本格子の建具がある、昔ながらの建物が立ち並んでいます。
鋳物に携わっていた職人さんが住んでいたのかな。

雨でしっとりと濡れた石畳も美しい。
誰も居なくて、ひっそりとしているのがまた趣きがあっていい感じ。


鋳物資料館で雨宿り
静かで良いね~と思いながら散歩していたら、雨の勢いがますます酷くなり土砂降りに。
簡易的な折りたたみ傘しか持っていない私はずぶ濡れ。
高岡市鋳物資料館に逃げ込みました。

手前の展示物を見るのは無料、奥の資料館は300円で見学できます。
無料エリアにあるのは、溶解炉に風を送るたたら踏みの体験コーナー。

溶解炉など。

奥にある資料館はとても小さいのですが、高岡の鋳物産業の歴史や、鋳物ができるまでの工程と職人さんの技術が分かるビデオを観ることができて、とても面白かったです。
飾られている工芸品も、鋳造で作ったとは思えないくらい繊細で美しくて驚きでした。
産業遺産の煙突を見に行こう
資料館をたっぷり見物していたら、雨も小降りに。
千鳥格子の町並みの外れのほうにある、煙突を見に行くことにしました。
住宅地の中に突如出現する煙突がこちら、旧南部鋳造所 キュポラ及び煙突。

キュポラとは、コークスの燃焼熱を利用して地金を溶かすための装置。つまり溶解炉。
コークスとは、石炭の炭素部分のみを取り出した燃料で、木炭よりも高温に燃焼する。
なるほど、なるほど。
大正時代に建てられた新式の溶解炉です。
風車で風を送るようになったことで、たたら踏みをする必要が無くなったとか。

もののけ姫を観ると たたら踏みってとっても大変そうなので、それをやらなくなったのは革命だったでしょうね。まさに産業革命。
この煙突からもくもくと煙がでていたのでしょうか。

実は、富山駅から行ける近場の観光スポットを探してみるまで、高岡市って知らなかったのです。
そして、昔ながらの町並みを見たくて来た金屋町が、こんなに鋳造の歴史が深い町だと知らなかった。
なんか楽しい勉強をした気分。
そして、大昔に学校で習った金属とか鋳造とかの内容を、
思い出せそうで全く思い出せなかった自分にがっかりしましたww

学生時代、実習で砂型鋳造をやったことある
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