門司港旅行 門司港のレトロ建築めぐり

国内旅行

門司港といえば、やっぱりレトロ建築の宝庫ですよね!
できるだけたくさん巡ってみることにしました。

そしてもうひとつ、門司港といえば「焼きカレー」も有名なようで。
カレーライスの上にチーズをのせて、グラタンのようにオーブンで焼き上げる一皿です。
この焼きカレーを提供しているお店が多くて、街を歩いているとふわりとカレーの香りが漂ってくるんです。
なんだか、門司港の街全体が、カレーに支配されているような気がw
さすが元国際貿易港ですねw

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門司港駅近くのレトロ建築

まずは、門司港駅から歩いてすぐの「旧大阪商船」へ。
オレンジ色のレンガがひときわ目を引くこの建物、実は東京駅の設計でも知られる辰野金吾の「辰野式フリークラシック」に影響を受けたデザインなのだそうです。
ちょっと東京駅風なのが分かりますね。

旧大阪商船

もともとは「大阪商船株式会社」の門司支店として使われていた建物で、大正時代にここから世界へと船が旅立っていたと思うと、なんだかワクワクします。
建物の中は、北九州市出身のイラストレーター わたせせいぞうさんのギャラリーがメインになっていました。

次に訪れたのは、まるでアルプスの山あいに佇む豪邸のような「旧門司三井倶楽部」
三井物産が建てた社交倶楽部だったそうで、門司港のレトロ建築の中でもひときわ優雅な雰囲気をまとっています。

旧門司三井倶楽部

それにしても、三井物産が社交倶楽部を持っていたなんて… 儲かっていたんでしょうね!(いや、今も儲かっていると思いますがw)

この洋館では、世界中から訪れる客人をもてなしていたそうです。
なんと、アインシュタイン夫妻が1922年に宿泊した部屋が再現されていました。
ヨーロッパ風で、クラシカルで、豪華な内装と調度品の素敵なお部屋でした。

広すぎるバスルーム!

旧門司三井倶楽部の中には、作家 林芙美子さんの記念室がありました。
展示がとても充実していて、個人的にはこちらの方が印象深かったです!

以前、尾道を訪れたときに「尾道ゆかりの作家」として紹介されていた林芙美子さんですが、実はここ門司で生まれたようです。(お隣の下関という説もあるみたいですが…)

代表作『放浪記』で一躍人気作家となったあと、なんと従軍のペン部隊として日中戦争にも参加していたとか。
住まいも点々とするし、旅もするし、文学に戦争と… ものすごくアクティブな女性だったのですね。
ちなみに、新宿にある「林芙美子記念館」は、晩年を過ごした住まいだそうです。
ここも行って見たいと思いつつ、まだ行けてない場所の一つです。

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門司港第一船溜をぐるりとまわって

旧門司三井倶楽部の窓から、門司港ではちょっと珍しい高層ビルが見えました。
あれは「門司港レトロ展望室」
レトロな街並みにすっと伸びる現代的な建物が、なんだか少し違和感があるような、不思議と馴染んでいるような…
展望室の周辺にもレトロ建築があるので、次は湾の向こう側まで行ってみましょう。


「門司港第一船溜」という湾に沿って、ぐるりと歩いて行きます。
この道沿いにはお土産屋さんや食べ物屋さんがずらりと並んでいて、観光地らしい賑わい。
天気も良いし、なんだか楽しい~ 

よく見たら『 + =♥♥』の撮影スポットだった! 奥にいるのは門司のゆるキャラ じーも
あそこまで歩いて行きます
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門司港第一船溜の向こうにあるレトロ建築

はい、到着しました。
水際に見えた赤レンガの建物、「旧門司税関」です。

旧門司税関

かつて門司港の国際貿易を支えていた、歴史ある税関の庁舎。
中に入ってみると、落ち着いた雰囲気の休憩スペースと、現在の門司税関の活動を紹介する広報展示室になっていました。
レトロな外観とは対照的に、麻薬の密輸とか、偽ブランド品とか、今の税関を知ることができます。まさに水際のお仕事!

その向かいにあるのが「大連友好記念館」
1994年、北九州市と中国・大連市の友好都市締結15周年を記念して建てられた建物です。

大連友好記念館

見た目はレトロ建築そのものですが、実は大連市にあった「東清鉄道汽船会社事務所」を再現したものなのだそう。
この会社は、のちに南満州鉄道株式会社へとつながる前身にあたる存在。
中は大連市の紹介と、アートギャラリーでした。

では最後に、レトロな街に異彩を放つ門司港レトロ展望室に行って見ましょう!

レンガの建物はいつ見ても素敵~

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