門司港の街を歩きながら、レトロな建築たちをひと通り堪能したところで、最後に向かったのは空にそびえるあのタワー。
「門司港レトロ展望室」です。
名前だけ聞くと、展望室そのものがレトロなのかと思いきや、そうではなく、“レトロを見渡せる展望室”なのです。
見ての通り、近代的なビルですしね。

周囲は低層の建物が多く、のんびりとした雰囲気が漂う港町ですが、このタワーは高さ103メートル、地上31階建ての高層ビル。
門司港の空に、ひときわ異彩を放っています。
そして驚いたのは、展望室の下はオフィスではなく、なんと分譲マンションだということ。
タワマンから毎日レトロな港町を眺められるなんて、ちょっと羨ましい……
と、ここで下世話な好奇心で、参考までに価格を調べてみたら、、、
都内の“いたって普通”なマンションのとんでもない価格に見慣れている身としては、度肝を抜かれるほどでして…
「え、買っとく…?」と一瞬血迷いそうになりましたww
門司港レトロ展望室からの眺め
というわけで、門司港のタワマン…ではなく、門司港レトロ展望室に到着です。
近くで見ると大きい!

31階の展望室の入場料は300円。
エレベーターであっという間に到着しました。
では、展望室からの眺めはこちら。
南側の窓辺に立つと、真下に広がる港は、さきほど岸辺を歩いてきた門司港第一船溜。
波が無くて静かな水面ですね。
手前に見えるレンガ造りの建物はさっき行ったばかりの旧門司税関。

その奥にある、同じくレンガ色の瀟洒な建物はプレミアホテル門司港。
今回の旅では、ぜひこのホテルに泊まってみたかったのですが、残念ながら満室で叶わず。
次に来るときはこのホテルに泊まって、夜景の門司港を楽しみたいです!(リベンジ宣言)

さらに奥には門司港駅とそこから伸びる線路たちが見えてきます。
人や荷物を載せた列車が、港で終点となる様がよく分かって、なんだか納得というか、
全てのものには理由があるんだなぁ、とよく分からない感動をしてしまいました。
北側には、堂々とした白い吊り橋。
山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ「関門橋」。そのふもとが、源平合戦の舞台として知られる壇之浦です。源氏と平家の最終決戦場。
約900年前の出来事です。時の流れを感じますね~

そして西側には、関門海峡を挟んで山口県下関市の街並み。
こんなに近いなんて、関門海峡の狭さが良く分かります。河川で例えると荒川や淀川の川幅くらいのようです。
こんな狭い場所に世界と繋がる海運も、源平合戦の歴史も詰まってるんです。

船に乗って人生初の山口県へ!
では次は、その関門海峡の向こう、山口県下関市に行ってみましょう。
門司港駅のすぐそばにある港から、関門汽船に乗って向かいます。
乗船時間は、なんとたったの5分。運賃は400円。
20分おきに船が出ているので、時刻表を気にする必要もなく、気軽に乗れるのが嬉しい。
ただし乗れる人数には限りがあるので、混み合う時間帯は少し早めに港へ向かうのが安心かも。
この日は週末だったせいか、いつもそうなのか、乗客は地元の方というより観光客が中心で、行列するくらい賑わっていました。

と、思っていたら、きたきた。
これに乗って、いよいよ人生初の山口県へ上陸です!


上から見ると街の形が良く分かる
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